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医療現場とっさのひとこと

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日常診療に関するとっさのひとこと

医師のとっさのひとこと(内科)
  ――患者さんからの質問編

内科医師の医療現場の会話についてアンケート調査を実施しました。
以下に結果の抜粋を示します。

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調査方法 インターネット調査
調査地域 全国
調査対象 内科、小児科、精神科の医師
※第14回薬剤の使用動向調査(2015年)協力医師
回答者数 内科105名、小児科42名、精神科114名
主な質問項目
  • 患者さんから質問・要望があった疾患
  • 先生が答えにくかった質問・要望
  • その質問・要望への説明内容
標本台帳 社会情報サービス 調査協力ドクターパネル
実施時期 2015年5月-6月

※本掲載情報はアンケート結果をもとにして作成しておりますが、薬剤特性の評価を保証するものではありません。

1.患者さんと医師の会話

内科医師が、患者さんから質問されて答えにくかった質問・要望内容と、それに対する説明内容を下記に示します。
※アンケートからの抜粋です(50名分)
ケース1:
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(高血圧)血圧が安定しているので、薬をやめて良いのでは?
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薬でコントロールしている状態で、病気自体がなくなったわけではないので、飲み続けましょう。
ケース2:
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(脂質異常症)何に効くのですか?
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はっきりしないことが多い。
ケース3:
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(認知症)今後の悪化の抑制について
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完全な抑制は難しい
ケース4:
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(認知症)治して欲しい
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ゆっくりと
ケース5:
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(がん)免疫療法について
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効く患者さんと効かない患者さん
ケース6:
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(認知症)認知症を直してほしい
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改善することはできない
ケース7:
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(認知症)認知症の薬を飲んでも物忘れがひどい
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記憶力が改善することは難しい
ケース8:
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(認知症)あまり改善傾向がありませんが・・・
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進行を遅らせる(抑制する)効果しかありません。
ケース9:
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(整形外科疾患)モーラステープを貼るとしみが出来ると聞いたが。
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光線アレルギーなのでしみとは違うんだけど、そのアレルギーで荒れた肌がしみなっていくこともあるのかもね。
ケース10:
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(予防接種)ワクチン接種を一度に二種類打って大丈夫ですか?
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服薬等で判断した方がいい場合もあります。
ケース11:
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(COPD)薬をいつまで続けるのか?使っても変わらない。
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肺機能の低下を減らすには継続が望ましい
ケース12:
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(うつ病)いつまで薬を飲むのか
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しばらく経過を診ましょう
ケース13:
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(不眠症)眠れないのはどうしてですか?
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通常はストレスなどが原因になりますが
ケース14:
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(認知症)これで良くなるんですか?
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良くなることもありますし、ならないこともあります。 ただし、進行は抑えます。
ケース15:
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(認知症)認知症はなおりますか。
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何ともいえません。
ケース16:
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(認知症)認知症って、治らない病気なんですね。
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改善させたり、進行を遅らせたりすることは可能です。
ケース17:
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(がん)副作用についてすべて知りたい
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パンフレットを渡す
ケース18:
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(緩和療法)眠気を減らして苦痛をとってほしい
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ほぼ不可能
ケース19:
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(脳血管性認知症)良くなりますか
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できるだけのことはしましょう
ケース20:
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(不安神経症)いつ治りますか?
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いつかは約束できませんがそのうちよくなるでしょう
ケース21:
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(レビ-小体型認知症)今ついてきている弟(実は夫)がうるさくて困る
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兄弟仲良くやってください。
ケース22:
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(血液腫瘍)なんで治らないの?なんでよくならないの?
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そう思われる気持ちはわかりいます
ケース23:
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(禁煙)絶対やめられない。もう歳だし喫煙して病気になってもしょうがないと思えるからいいんだ!
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喫煙で起こる病気は命にかかわることが多く、苦しむことが多いからやっぱり禁煙を考えませんか?
ケース24:
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(高コレステロール血症)薬はずーと飲み続けなければいけませんか
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絶対ではありませんが・・・
ケース25:
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(脂質異常症)週刊誌に脂質異常症は治療する必要は無いと書いてあった
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それは、間違いです。
ケース26:
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(がん)治療を受けたくない
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病状を理解した上での選択であれば、、、
ケース27:
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(うつ病)眠くならない薬は無いですか?
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難しいです。
ケース28:
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(高血圧、資質異常症)一度薬を飲んだら、薬はやめられないのでしょ。だから薬をのみたくない。
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程度にもよるけど、しっかり食事療法をすれば、やめられることもある。そのためには通院して、検査結果をみていかなければならない。よほどがんばらないとやめれないよ。薬のんでも、将来少しでも長く元気でいられるほうがいいでしょ。だから薬を飲み始めたら?  
ケース29:
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(高血圧)薬を飲み始めたら、一生続けねばならぬのでしょう?
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食事・運動療法がキチッと出来れば、休薬もあり得ます。
ケース30:
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(肥満)体重増加を何とかして欲しい。
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気楽にダイエットしましょう。
ケース31:
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(脊柱管狭窄症)手術なしで直せないものか?
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症状コントロールを工夫して,どうしてもきつい時は手術を考える.
ケース32:
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(高血圧)風邪薬のように、高血圧を治す薬を出してほしい。
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高血圧の原因が分からないので、今ある高血圧の薬は、とりあえず血圧を下げるだけで、原因には効かないね。止めるとまた上がって来るでしょう。
ケース33:
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(うつ病)薬剤を切替えたときに、客観的にどういう風に効果判定するのか?
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明確に数字などで定量的に判断できるものではありません。症状などで経過をみることが多いです。
ケース34:
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(うつ病)不安感が、取れない。
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HOT中で,抗うつ剤の増量が難しい。
ケース35:
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(高血圧)降圧薬を飲み始めても、血圧が高くなるときと低くなるときがある。波がある。血圧が低くなりすぎると思って強くなって飲めない。
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少し弱めの薬に変えましょう。そのうち慣れてくるとおもいますよ。
ケース36:
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(運動器疾患)背中が痛い、息がつまる感などあり。原因はなんですか。
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自立神経やストレスなどでしょうか。
ケース37:
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(認知症)今治療法はないのか
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ありません
ケース38:
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(アルツハイマー型認知症)認知症に薬は効果があるのですか
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進行させない効果がある
ケース39:
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(認知症)効果はどうか? いつまで飲むのか?
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判定は難しいが現状維持できればいい。ある程度(半年くらい)は飲み続ける必要がある。
ケース40:
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(糖尿病)認知症があるのか、インスリンの自己注射がきちんとできているのか把握できない。
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次回までに善処できるか考えておきます
ケース41:
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(眼科)目がみにくいです
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眼科にいってください
ケース42:
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(再生不良性貧血)ATGの効果はどのぐらいでわかりますか。まな、治りますか?
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早い人で2-3ヶ月、遅い人で1年ほどかな?
ケース43:
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(認知症)物忘れを今より良くする薬はないのか?
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歳をとれば誰でも出てくるので、今より進行しないように薬を出します。
ケース44:
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(血液疾患)ATLLに帯状疱疹を合併した患者さんからの質問で、いつ帯状疱疹が治るのかとの内容
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日日薬ですね
ケース45:
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(認知症)ボケていないか?
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ボケている人は、自分からボケているとは言わないよ。
ケース46:
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(間質性肺炎)どのぐらい生きられますか
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ケースバイケースですが、一般的に発症から5年です。
ケース47:
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(生活習慣病)先日TVで○○が良いって言ってたけど、本当?
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TVは見ていないけど、あまり信用しない方がいいと思うよ。
ケース48:
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(不眠)くせになりますか
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なる場合もあれば。。。
ケース49:
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(感染症)他の医療機関で、マイコプラズマは一生に一回しかかからないと言われたが?
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特異抗体が産生されるが、徐々に減少するので、人によっては再感染することがある。抗体の効果がどれくらいの期間もつのかはわからないが、終生免疫ではない。
ケース50:
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(肺がん)セカンドオピニオンは必要ですか
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患者さんが不安に感じるのであれば選択に入れてもいいと思います

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最終更新日:2017年12月13日

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