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プレスリリース

報道関係者各位
2010年01月21日
株式会社 社会情報サービス

『薬剤の使用動向調査(2009年11月実施)』の結果がまとまる

~薬剤の認知・使用の現状と今後を見通す~

  • ミコンビの認知・使用率は、それぞれ52%、7%。「血圧降下度が大きい」「降圧目標達成率が高い」を使用理由として多く挙げられた。
  • ラジレスの認知・使用率は、それぞれ31%、3%。降圧効果の持続が使用理由として最も多く挙がった。
  • カデュエット(ファイザー:2009年12月2日発売)の発売直前認知率は26%。腎臓内科で新規処方開始意向が特に高い。

 社会情報サービスは、「薬剤の使用動向調査」(2009年11月実施)の結果をまとめた。
 このうち、最近半年以内に発売された降圧剤の新薬であるミコンビ・ラジレス・カデュエットについてみると、認知率・使用率共にミコンビは、同じくARB+利尿剤の合剤であるエカード・コディオの調査初回時と同程度であり、順調な滑り出しを見せた。なお、調査期間終了直前に発売されたカデュエットの認知率は26%となっており、2ヶ月前に発売されているラジレスと同程度であった。
 主な使用理由は、ミコンビについては、血糖降下度と共に降圧目標達成率の高さが評価されている一方、ラジレスについては、降圧効果持続性と腎保護作用を評価されて使用されている。
 なお、新規処方開始意向については、半数以上が予定している製品なしとしているが、新規処方開始予定製品ありの6割が、ARB+利尿剤の合剤である、エカード・コディオ・ミコンビのいずれかを挙げている。
認知率使用率主な使用理由新規処方開始意向
ミコンビ52%7%血圧降下度が大きい
降圧目標達成率が高い
全体の16%。コディオの次に処方開始意向高い
HP循環器内科・HP代謝内分泌内科で特に高い
ラジレス31%3%降圧効果の持続が長い
腎保護作用に優れている
全体の2%
各診療科共に処方開始意向は低い
カデュエット26%*1-全体の9%。腎臓内科では処方開始意向が高い
その他「新規処方開始予定製品なし」が全体の55%
「新規処方開始予定製品あり」の6割が、エカード・コディオ・ミコンビのいずれかを挙げる
*1:カデュエットは本調査実施終了直前の発売であったため、使用率については調査対象外としている。
<表1:ミコンビ・ラジレス・カデュエットの調査結果まとめ>
<参考: 2009年5月実施>
認知率使用率
エカード *252%8%
コディオ *253%9%
*2エカード・コディオ共に発売は2009年3月13日。前回2009年5月実施の調査が初の調査対象となっていた。

 なお調査は、全国の各診療科を対象にインターネット法で実施され、調査期間は2009年11月13日~12月4日。各薬効ごとに対象診療科が異なっているが、今回、調査結果の一部を公表する「血圧降下剤」の診療科別内訳とそれぞれの有効回答数は、表2の通りである。(詳細は文末の調査概要参照)


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<表2:2009年11月実施の使用動向調査(血圧降下剤)の診療科別有効回答数一覧>


調査結果(一部)
 調査結果のうち、血圧降下剤領域でこの半年で発売となった新薬である、ミコンビ・カデュエット・ラジレスの認知・使用率について、その一部を公表する。

【認知・使用率】(→表3)
ミコンビ:
 認知率は52%。HP循環器内科・HP代謝内分泌内科で7割を超えており高くなっている。
 使用率は7%。GP内科および腎臓内科から使用が始まっている。
 いずれも、前回調査直前で発売になったエカード・コディオの初回調査時の認知・使用率とほぼ同様の数値である。
カデュエット:(発売前の調査実施のため認知率のみ)
 認知率は26%。診療科によって4%~40%までムラがあるが、HP代謝内分泌内科で4割の認知率がある。
ラジレス:
 認知率は31%。HP循環器内科・HP代謝内分泌内科・腎臓内科で5割近くある一方1割を割り込む診療科もある。
 使用率は3%。最も高い腎臓内科で6%となっている。


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<表3:2009年11月実施の使用動向調査(血圧降下剤)の診療科別有効回答数一覧>


今後の調査予定
 今回調査対象となった、血圧降下剤を含む脂質異常症治療薬など計8薬効については、今後も年2回の実施を予定しており、次回調査は2010年5月実施の見込み。なお、これらの8薬効のほかに、1月と7月に実施していた骨粗鬆症治療薬についても、本年より5月・11月実施とし、上記8薬効と同時実施を予定している。

調査概要


調査方法

1.調査名薬剤の使用動向定期調査(2009年11月実施)
2.目 的調査対象薬効の各薬剤についての認知使用率や製品イメージの把握、使用製品の満足度に加え、半年後の処方動向予測と処方の減少・中止が予想される薬剤の切替先の薬剤を把握することを目的とした。
3.調査期間平成21年11月13日から平成21年12月4日
4.調査方法インターネット調査法
5.調査地域全国
6.調査対象薬効 a)経口NSAIDs b)貼付NSAIDs c)リウマチ治療剤 d)経口抗生・合成抗菌剤
e)抗アレルギー剤 f)脂質異常症治療剤 g)血圧降下剤 h)前立腺肥大症・排尿障害治療剤
7.調査対象 以下の診療科を標榜している医師
(注:薬効によって、調査対象診療科は異なっている)
「(一般)内科」「消化器内科」「循環器内科」「呼吸器内科」「代謝内分泌内科」「神経内科」
「腎臓内科」「リウマチ膠原病内科」
「(一般)外科」「整形外科」「脳神経外科」「皮膚科」「耳鼻咽喉科」「泌尿器科」
8.有効回答票総数 a)経口NSAIDs:491件
b)貼付NSAIDs:493件
c)リウマチ治療剤:389件
d)経口抗生・合成抗菌剤:661件
e)抗アレルギー剤:452件
f)脂質異常症治療剤:507件
g)血圧降下剤:511件
h)前立腺肥大症・排尿障害治療剤:359件


調査項目
 1. 月平均処方患者と処方患者割合
 2. 認知率と使用率
 3. 製品別処方患者数および処方患者割合
 4. 後発品変更不可患者割合
 5. 満足度
 6. 製品使用理由
 7. 使用製品増減予測
 8. 製品切替意向
 9. 新規使用開始予定製品
10. (切替先に指名された製品および新規使用開始予定製品の)製品使用開始理由

調査対象薬剤一覧(2009年11月実施分)





*3:カデュエットは2009年12月2日発売のため、調査項目のうち以下の項目のみ調査対象としている。
 2. 認知率
 9. 新規使用開始予定製品
10. (切替先に指名された製品および新規使用開始予定製品の)新規開始予定製品使用開始理由



会社概要

株式会社 社会情報サービス
東京都新宿区西新宿5-1-14
設立:1982年4月
資本金:2700万円
主な事業内容 1. 市場調査・世論調査の企画・実施・分析
2. 市場調査・世論調査データの販売
3. コンピュータソフトウェア企画・開発・販売
4. アンケート・統計データなど各種のコンピュータ入力・集計(データ処理)
5. インターネットサーバーのホスティング、ホームページの企画・製作・運営
6. データベースの作成・販売
7. マーケティング・コンサルティング
代表者:牧田 孝(代表取締役社長)
従業員 社員・スタッフ:101名
実査拠点スーパーバイザー:16名(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・北九州)
専属インタビュアー:60名
加盟団体 社団法人 日本マーケティングリサーチ協会(JMRA)
社団法人 コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
米国医薬品市場調査団体(PBIRG)
欧州医薬品市場調査協会(EphMRA)
欧州世論・市場調査協会(ESOMAR)
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連絡先 伊藤、山澤
TEL 03-3370-3204
FAX 03-5350-1310