プレスリリース

報道関係者各位
2013年01月25日
株式会社 社会情報サービス

医師メディア調査インターネット版 S-DMR-i 2012年版発表

医師のモバイル環境は急速に浸透中、iPadはインターネット使用医師の4人に1人が保有
MRのiPadによるディテールを受けた医師は41%
iPhoneとアンドロイドスマートフォンは合わせて36%が保有
インターネットライブ講演会も視聴経験がある医師が半数以上

株式会社社会情報サービスは、2003年より続けている医師のメディア調査S-DMRのインターネット版のS-DMR-i2012年版の結果を発表した。

本調査は、既に医師の94%を占めるインターネット利用医師におけるモバイル端末も併せた利用状況や評価、またニーズを把握することで、インターネットやモバイルメディアを通じた医師に対する効果的なコミニュケーションプラン策定に資することを目的とし、2012年10月25日から11月9日にかけて実施され首都圏・京阪神地区を対象に630人の医師の回収を得た。

S-DMR-iは前回2009年まで隔年で実施してきたが、今回はiPadやiPhoneなどスマートフォンやタブレットPCの利用状況について項目を追加した。結果昨年11月ごろのインターネット利用医師のスマートフォンの保有率はiPhoneが18%、iPhone以外のスマートフォンが18%であった、これらをいずれかを保有していると考えた場合、既に36%の医師がスマートフォンユーザーであるとみられる。

一方、iPadは24%の医師が使用しており、iPad以外のタブレットPCの5%を合わせるとほぼ3割の医師が使用していることになる。

また、これらのタブレットPCを保有している医師が、診療現場で患者に説明するために使用している医師はほぼ4人に1人であった。モバイル端末が診療現場で活用され始めていることの表れともいえる。

製薬メーカーのインターネット情報提供ランキングでは、ホームページへの訪問のトップ3は、1位アステラス15%、2位ファイザー11%、3位GSK、武田、MSD、第一三共10%(同率)であった。

MRによるiPadを使用しての情報提供を受けたとするメーカー名を聞いたところ1位は大塚製薬で7%、2位が武田の6%であった。これらを合計したところ、医師全体の41%であった。

また、現状では、紙による情報提供とタブレット型端末による情報提供のどちらを好むかは意見が分かれる結果となっている。

インターネットを通じた情報提供で評価が高い企業では、第一三共が13%でトップ、次いでMSDが12%で続いた。

ここ数年、活況を呈しているインターネットによる講演会ライブ中継であるが、「見たことがある」とした医師は57%と半数を上回った。今後も利用したいとする意向も半数を上回り、利用を希望する時間帯は、平日と休日で異なる傾向が見られた。

モバイル情報端末やインターネットは医師との情報媒体として進化を続けていることを表している結果となった。

 「S-DMR-I 2012」の概要

調査対象: SSRIインターネットパネル登録医師
調査方法: インターネット調査
協力医師数: 630人
地域: 首都圏及び京阪神地区
実施月: 2012年10月25日 ― 11月9日
調査項目: Q1.現在使用している情報通信機器
Q2.日常行っていること
Q3.日常行っていること-2
Q4.閲覧内容の保存(ダウンロード)状況
Q5.保存(ダウンロード)機器
Q6.普段利用するWebサイト・インターネットサービス
Q7.情報機器別:普段利用するWEBサイト
Q8.最近1ヶ月間の利用頻度
Q8SQ1.接触時間
Q8SQ2.医療に関する投稿の頻度
Q8SQ3.Q&Aサイトにおける「健康や病気」利用頻度
Q9.M3閲覧理由
Q9SQ2.M3評価
Q10.Med Peer評価
Q11.インターネットを介した情報提供状況
Q11SQ1.メーカーWebサイト総合評価_最も望ましいメーカー
Q11SQ2.メーカーWebサイト総合評価_気に入っている点
Q12.メーカーの公式サイトで会員登録をしているメーカー
Q12SQ1.メーカーの公式サイトで会員登録をした主な理由
Q13.Webサイトで提供されるアドヒアランス向上のためのプログラムを利用しているメーカー
Q13SQ1.疾患・治療法/利用しているアドヒアランスの向上のためのプログラム
Q13SQ2.インターネット提供してほしいアドヒアランスの向上のためのプログラム
Q14.インターネットによる講演会のライブ中継閲覧の有無
Q14SQ1.インターネットによる講演会のライブ中継のメリット
Q14SQ2.インターネットによる講演会のライブ中継の今後の利用意向
Q14SQ3.インターネットによる講演会のライブ中継を今後利用しないと思う理由
Q14SQ4.インターネット講演会のライブ中継の理想開催時間
Q15.過去の講演会を閲覧できるサービスの利用意向
Q15SQ1.好みの過去の講演会閲覧方法
Q16.人間のMR訪問による情報提供を受けたメーカー
Q16SQ1-1.MR側から先生にアポイントをとって情報提供を受けたメーカー
Q16SQ1-2.先生の方から積極的にMRに情報提供を求めたメーカー
Q16SQ2.タブレット型端末による情報提供を受けたメーカー
Q16SQ3.自分でタブレット型端末を操作して閲覧したメーカー
Q16SQ4.タブレット型端末使用時の操作意向
Q16SQ5-1.タブレット型端末とパンフレット等紙資料意向
Q16SQ5-2.タブレット型端末とパンフレット等紙資料の意向理由
Q16SQ6-1.タブレット型端末の方がふさわしいと思う情報提供内容
Q16SQ6-2.リーフレット等紙の方がふさわしいと思う情報提供内容
Q16SQ7.今後のタブレット型端末を使用したディテール提供意向
Q16SQ8.タブレット型端末を使用したディテール提供を受けたくない理由
Q17-1.メーカー評価
Q18.好ましいと考える情報提供方法
Q18SQ1.インターネット経由による情報提供が望ましいと考える情報
Q19.一般生活者に対して提供すべきと考える医療情報
Q20.適切だと考える情報媒体
Q21.パソコン用/携帯のWebサイトでの情報提供
Q22.インターネットを通じた活動で望ましい、拡充したほうがよいと考える内容
Q23.マスメディアやインターネットに関する質問・相談状況
Q23SQ1.患者が見た情報媒体
Q24SQ1.インターネットで患者が疾患や薬剤の情報を得ることについての考え_好ましい部分
Q24SQ2.インターネットで患者が疾患や薬剤の情報を得ることについての考え_好ましくない部分
Q24SQ3.インターネットで患者が疾患や薬剤の情報を得ることについての考え_総合的
Q24SQ4.患者・一般消費者に勧めたい医療情報サイト
Q25.インターネットを通じた医療に関する情報発信媒体
Q25SQ1.インターネットを通じた情報発信をしない理由
Q25SQ2.地域ごとのSNSへの参加意向
Q26.患者への説明時のタブレット型端末の使用の有無
Q26SQ1.タブレット型端末の使用場面
Q27.今後のタブレット型端末の使用意向
Q27SQ1.タブレット型端末のアプリケーションで開発を望むもの
FQ1.MRの接待禁止についての意向
FQ2.接待禁止以降のMRと面談回数の変化
■本件お問い合わせ先
株式会社社会情報サービス
担当 日下、傳農(くさか、でんのう)
TEL 03-6709-9710
e-mail tkusaka@ssri.com
hdennoh@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2700万円
代表者 代表取締役 牧田 孝
従業員数 110名
所在地 本社 東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル
大阪支社 大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社、SSRI China Co., Ltd.(中国法人)
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