プレスリリース

報道関係者各位
2013年11月15日
株式会社 社会情報サービス

PatientsMap 2013年版 アンメットメディカルニーズ疾患を発表

20,595人の医師が新薬の登場を望む疾患第一位は「認知症」
生活習慣病や呼吸器疾患が上位に

 株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社は11月にリリースしたPatientsMap 2013から、アンメットメディカルニーズ疾患として、新薬の登場を望む疾患の上位ランキングを発表した。
PatientsMap 2013は医師2万人を対象とした422の疾患診療率を把握した調査データベース。

 PatientsMapではアンメットメディカルニーズ(UMN)の指標として新薬の登場を望む疾患を質問している。
それによると、トップ3は1位「認知症」、2位「季節性アレルギー性鼻炎・花粉症(直近一年間)」、3位「敗血症」であった。
以下4位「糖尿病」、5位「通年性アレルギー性鼻炎」、6位「低アルブミン血症」、7位「うつ病・うつ状態」、8位「高血圧症」、9位「貧血」、10位「気管支喘息」となった。

 3位の敗血症は、25%の医師が診療しているが、10%でトップ3に入っていることから、敗血症を見ている医師のニーズの強さがうかがえる。4位の糖尿病は、DPP-4が出そろい来年以降SGLT-2なども参入するが、医師のニーズはまだ高いことが示された。また、7位の高血圧も配合剤が出そろいジェネリックに移行する傾向がある市場と言われる中、いまだに新薬が望まれる上位疾患にある。

 PatientsMapでは、これらのデータをHP/GPおよび診療科別に集計しており、それぞれの専門医が特にUMNが強い疾患を見出すことができるものとなっている。さらにロウデータを使うことで、患者を多く見ている医師での状況や他の疾患の診療状況との関連性を見る分析を可能としている。

 PatientsMapは2009年にスタートして以来、現在20社以上の製薬企業に利用されている。

新薬の登場を望む疾患 トップ10n=20,595
※いずれも自身が診療している疾患をベースにしての比率
※「季節性アレルギー性鼻炎・花粉症」以外は、ここ一か月で診た疾患について回答

「PatientsMap 2013」の概要

本調査は、エムスリー株式会社が運営する医療従事者向けポータルサイト「m3.com」の会員医師24万人のパネルのうち、診療科ごとに無作為にサンプリングし実施。

対象疾患 一般疾患 400疾患 ワクチン対象疾患 22疾患 合計422疾患
調査対象 エムスリー会員医師
対象条件 病院及び診療所医師の全科
調査方法 インターネット調査
協力医師数 20,595人
実施期間 2013年6月下旬~9月上旬実施
調査項目 診療患者数
診療疾患
診療患者数
治療方針非決定疾患
新薬の登場を望む疾患
MR訪問状況
MR訪問頻度

なお、本サービスにつきましては、株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社が共同で提供いたします。

■本件お問い合わせ先

株式会社社会情報サービス
担当 浅井
TEL 03-6709-9710
e-mail masai@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2700万円
代表者 代表取締役 牧田 孝
従業員数 110名
所在地 本社 東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル
大阪支社 大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社、SSRI China Co., Ltd.(中国法人)
URL http://www.ssri.com/
■エムスリー株式会社
設立 2000年9月
資本金 13億2,691万円
代表者 代表取締役 谷村格
従業員数 130名
所在地 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階
関連会社
  • M3 USA Corporation (アメリカ合衆国)
  • M3 Global Research (英国)
  • Doctors.net.uk Limited (英国)
  • Medi C&C Co.,Ltd. (韓国)
  • アイチケット株式会社(日本)
  • メビックス株式会社(日本)
  • クリニカルポーター株式会社(日本)
  • エムスリーキャリア株式会社(日本)
  • リノ・メディカル株式会社(日本)
  • 株式会社エムプラス(日本)
  • 株式会社メディカル・パイロット(日本)
  • 株式会社フジ・シー・アール・エス(日本)
  • 株式会社MICメディカル(日本)
  • 株式会社シィ・エム・エス(日本)
URL https://corporate.m3.com/
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