HOME > プレスリリース > 20151117

プレスリリース

報道関係者各位
2015年11月17日
株式会社 社会情報サービス

「PatientsMap セミナー2015“Medical Data insight”」を開催いたしました

東京医科大学主任教授 小田原雅人先生が特別講演にて、SGLT2の新たなエビデンスについて評価

 株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社は、去る2015年11月6日に「PatientsMap セミナー2015“Medical Data insight”」を開催した。特別講演では、東京医科大学主任教授 小田原雅人先生から、SGLT2クラスにおいて、エンパグリフロジンから新たなエビデンス「EMPA-REG OUTCOME試験」が出された事により、米国市場でのシェアが大きく変化したことが紹介された。
 PatientsMapは2万人以上の医師の協力により約400疾患の診療の有無や患者数を調査したデータベースで、2014年の日本版は約30社の企業で活用されている。今回のセミナーは2015年版のデータ取集が終了し、リリースに合せての開催。

  今回のセミナーでは、特別講演として、東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌・リウマチ・膠原病内科学分野の小田原雅人主任教授による講演「糖尿病治療最前線~アンメットメディカルニーズと今後の展望~」が行われ、糖尿病領域での薬剤に対する医療ニーズや最近上市された新規の糖尿病治療薬の薬剤特性とそれら医療ニーズとの関係性が語られた。
 小田原主任教授の講演によると、糖尿病領域では世界的にはビグアナイドが標準治療薬とされ、最も多く処方されているが、日本においては、DPP-4阻害剤が、「血糖低下作用」「安全性(低血糖をきたさない)」等の日本人に合った薬剤ニーズを満たすことから、医師の裁量の中で広く使われるようになったとされた。また、昨年、日本国内でも7製品が順次上市されたSGLT2に関しては、当初尿路感染や脱水という有害事象によって慎重なムードがあったが、DPP-4阻害剤の特性に加え「体重減少効果がある」という特性があるため、今後、長期処方解禁が進むこと、今年9月には大規模臨床試験「EMPA-REG OUTCOME試験」でエビデンスが示されたこと等から、今後期待が持てるとの示唆がなされた。

 また、今回のセミナーではユーザー企業の担当者からPatientsMapの活用事例が2テーマ紹介された。
 1つは営業・マーケティング系として、J&J佐々木氏より『DTCによる疾患啓発や医師啓発の結果検証として、PatientsMapデータでの診療科ごとの診療率の変化がKPIの1つになること』が紹介された。PatientsMapは総数で約20,000件のデータ取得をおこなっている事から、1つの診療科に絞っても、数百件から数千件のデータが取得されている。その為、1つの疾患に注視すれば、診療科ごとの診療率も高い精度で確認出来ると言える。
 もう1つ、研究・開発系としては、中外製薬の須藤氏より“新規C型肝炎用抗ウィルス薬開発におけるパラダイムシフトの挑戦”の講演の中で『新薬発売によるアンメットメディカルニーズの変化が厚労化学研究の創薬ニーズ調査やPatientsMapデータで検証できること』が紹介された。PatientsMapでは毎年同じ疾患でのアンメットメディカルニーズ(新薬の開発を希望する疾患)を伺っている事から、新薬発売によるインパクト(アンメットメディカルニーズの減少)を確認する事も可能である。

 セミナーの開始に先立ち、プレセミナーとして主催者側からも、『顧客ターゲティングにおけるPatientsMapの活用』及び『アンメットメディカルニーズ・日米比較』というテーマでの講演も行われた。
『顧客ターゲティングにおけるPatientsMapの活用』では、ターゲット顧客選定のPDCAにおける「PLAN」及び「CHECK」の段階で、PatientsMapでのデータ解析により『ターゲットプロファイルの作成(当該患者を多く診療している医師のプロファイル解析→ターゲット選定)』、『クインタイルの作成(対象ターゲットにおけるターゲット医師数や対象条件の策定)』、『ターゲット顧客の正誤検証(ロウデータマッチングによる検証)』が可能である事が紹介された。
『アンメットメディカルニーズ・日米比較』では、日本では認知症が、米国では肥満が最もアンメットメディカルニーズが高い疾患であると紹介されると共に、日米双方でニーズの高い疾患がどのような疾患であるかが紹介された。今後、薬剤を開発するに当たっては、国や地域によりニーズの差異がある事から、日本単独あるいは米国単独だけでのニーズ評価ではなく、複数地域でのニーズ評価が重要であるとの見解が示された。また、この講演では、アンメットメディカルニーズを『社会的(医療界)ニーズ』『治療医師によるニーズ』『市場規模を意識したニーズ』の3種類があり、開発対象疾患選定には複数のニーズを考慮する必要があると提案された。

 また、主催者からは、当日リリースが発表された「PatientsMap2015日本版」の概要の紹介の他、併せて既にリリースされている「PatientsMap2015英国版」の紹介及び2016年初頭に実施が予定されている「PatientsMap2016米国版」についての案内も行われた。

「PatientsMap 2015」の概要

本調査は、エムスリー株式会社が運営する医療従事者向けポータルサイト「m3.com」の会員医師25万人のパネルのうち、診療科ごとに無作為にサンプリングし実施。

対象疾患 389疾患
調査対象 エムスリー会員医師
対象条件 病院及び診療所医師の全科
調査方法 インターネット調査
協力医師数 20,000人超
実施期間 2015年6月22日~9月14日実施
調査項目診療疾患
診療患者数
薬剤処方患者数(2015年版から新設)
新薬の登場を望む疾患
MR訪問状況

なお、本サービスにつきましては、株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社が共同で提供いたします。

■本件お問い合わせ先

株式会社社会情報サービス
担当 木原、茅野、傳農
TEL 03-3370-3474
e-mail傳農:hdennoh@ssri.com
茅野:rkayano@ssri.com
木原:jkihara@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2700万円
代表者 代表取締役 牧田 孝
従業員数 110名
所在地 本社
〒160-0023
東京都新宿区西新宿5-1-14 出光西新宿ビル 3F、5F、7F
大阪支社
〒541-0046
大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社、SSRI China Co., Ltd.(中国法人)
URL http://www.ssri.com/
■エムスリー株式会社
設立 2000年9月
資本金 14億9,800万円
代表者 代表取締役 谷村 格
連結従業員数 2,679名
所在地 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階
連結子会社
M3 USA Corporation (アメリカ合衆国)
M3 Global Research (英国)
Doctors.net.uk Limited (英国)
Medi C&C Co.,Ltd. (韓国)
金葉天成(北京)科技有限公司 (中国)
アイチケット株式会社(日本)
メビックス株式会社(日本)
クリニカルポーター株式会社(日本)
エムスリーキャリア株式会社(日本)
リノ・メディカル株式会社(日本)
株式会社エムプラス(日本)
株式会社イスモ(日本)
株式会社MICメディカル(日本)
株式会社シィ・エム・エス(日本)
株式会社メディサイエンスプラニング(日本)
エムキューブ株式会社(日本)
エムスリードクターサポート株式会社(日本)
エムスリーマーケティング株式会社(日本)
株式会社Integrated Development Associates (IDA)(日本)
ノイエス株式会社(日本)
持分法適用関連会社
日本メディカルネットコミュニケーションズ株式会社(日本)
株式会社翻訳センター(日本)
P5(ピーファイブ)株式会社(日本)
URL http://corporate.m3.com/