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医療現場とっさのひとこと

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認知症に関するとっさのひとこと

医師のとっさのひとこと
  ――患者さん・家族との会話編

認知症に関する会話についてアンケート調査を実施しました。
以下に結果の抜粋を示します。

共通調査概要はここをクリック

調査方法 インターネット調査
調査地域 全国
調査対象 下記のすべての条件に合致する医師
・最近1ヶ月間で、軽度認知症(MCI)またはアルツハイマー型認知症患者さんを2名以上診療した
回答者数 医院・診療所内科医 133件
主な質問項目 ・直近1ヶ月間の診療患者数
・直近1ヶ月間の患者さんに処方した薬剤
・医師が患者さんから受けた質問とそれに対する回答
・医師が他の医師にした質問とそれに対する回答
・医師が製薬企業MRにした質問とそれに対する回答
・医師が製薬企業MRから受けた質問とそれに対する回答
・認知症治療の治療方針
標本台帳 社会情報サービス 調査協力ドクター
実施時期 2014年11月6日~11月15日

※本掲載情報はアンケート結果をもとにして作成しておりますが、薬剤特性の評価を保証するものではありません。

1.キーワードマッピング

患者さん・家族と医師との会話では、「物忘れがひどい」「怒りっぽい」「攻撃的」など、認知症の症状(中各症状・周辺症状)に関する家族からの相談が中心となっている。

2.患者さんと医師の会話

認知症について、患者さんから質問された内容と、それに対する説明内容を下記に示します。
ケース1:
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何度も同じことを聞きます。
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認知症の始まりかもしれませんね
ケース2:
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最近物忘れが激しくって。
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物忘れですね?
ケース3:
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何に気をつけたらよいですか
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食べ過ぎないように
ケース4:
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物忘れがひどいです
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まず確認しましょう
ケース5:
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自分の持ち物がとられたというのです。
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病気のせいでしょう。
ケース6:
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介護に抵抗します
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BPSDの治療をしましょう
ケース7:
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物忘れがひどくなりました。
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悪くならないようにしましょう
ケース8:
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洋服を間違えるようになりました。
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認知機能の低下が見られるようですね。
ケース9:
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何回も同じことを言う
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辛抱強く聞いてあげること。もう聞きました等否定はだめ。
ケース10:
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最近ものわすれがひどい。家族に対して暴言を吐く。
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わかりました。認知症の進行を遅くする薬を処方しますね。漢方も処方します。
ケース11:
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物忘れが悪化しています
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お薬を増やして様子をみましょう
ケース12:
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効果はありますか
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はっきりとはわかりません
ケース13:
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物忘れが目立つ
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認知症の検査を
ケース14:
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今日は娘が都合が悪く役所の人が付いてきてくれました(実際は娘さんが来ている)
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次は娘さんが来れるといいですね
ケース15:
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物忘れが多くなってきています。
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MCIかもしれませんね。
ケース16:
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一人で外出しなくなった。
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不安や鬱傾向などかも?
ケース17:
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物忘れが時々あります。
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皆さん、そうですよ。
ケース18:
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物忘れするようになりました
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忘れたということを覚えているあいだは大丈夫
ケース19:
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物忘れが気になります
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周囲の人から指摘がありますか
ケース20:
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物忘れがひどいんです
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何度も同じ事を聞きますか
ケース21:
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同じ事を何回もいいます。
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認知症の始まりかも
ケース22:
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物を置いた場所を忘れて探しまわることが多くなりました
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一人で探さずに家族の方と一緒に探してもらいましょう。
ケース23:
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ちょっと前のことですら忘れてしまします。
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しっかり睡眠をとってますか。
ケース24:
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財布をなくしたことを自分(家族)のせいにされた。
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物盗まれ妄想の可能性が高いです。認知症の周辺症状であり、病気の進行が心配される。
ケース25:
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物忘れが多いです
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認知症かもしれません
ケース26:
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昼と夜が分からなくなっている
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1日のリズムを作ってあげてください
ケース27:
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最近、物忘れや変なことを言うことが増えた。薬があるなら処方してください。
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認知症が発症しているのでしょう。処方しましょう
ケース28:
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認知症ですか?
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検査から、軽い認知症だと思います。
ケース29:
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最近おじいさんが薬の飲み忘れることが多くなってきているんです
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家の人が注意してみてあげるようにしてください
ケース30:
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物忘れがひどくなってきた。
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年齢相応か病的なものか判断困難
ケース31:
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よくなりますか?
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進行を遅らせることができます
ケース32:
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物とられ妄想は相変わらずありますが、良い方法ないですか
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興奮などなければ様子を見ましょう
ケース33:
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記銘力低下
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専門医に相談
ケース34:
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続けて通院していると思っていたんですが?
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お会いするのは久しぶりですね。
ケース35:
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食べたこと忘れてしまうのですが。
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食べ過ぎないように注意して。
ケース36:
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最近、物忘れがひどくみられます。
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一度物忘れ外来を受診していただきましょう。
ケース37:
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夜中にごそごそしています。
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昼間はどうですか
ケース38:
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物忘れがひどくなった
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テストしてみましょう
ケース39:
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治りますか
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今は薬があるから試してみましょう
ケース40:
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夜ひとりごとを言っている
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昼夜逆転現象でしょう。
ケース41:
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薬を間違って飲んでいるようですが。
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まず確認してみましょう。物忘れはありませんか?
ケース42:
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曜日がわからなくなってきたようです
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カレンダーに印をつけるようにしてみてください
ケース43:
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おなかの調子がすっきりしない(認知症に対する質問はなし)
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整腸剤や漢方薬を飲んでいるので様子をみましょう
ケース44:
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最近物忘れが目立つような気がします。
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自分で自覚しているならあまり心配ないと思います。
ケース45:
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気力がなくなった
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話しかけをふやしましょう
ケース46:
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元気だから薬は飲まなくていいでしょ?
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毎日欠かさずに服用してください。
ケース47:
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一人で家を出てしまうのが心配です。
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docomoのペットフィットがいいですよ。
ケース48:
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最近、義父が寝たきり状態の義母に対して「早く死ね。」などの暴言を吐いたり、暴力をふるいます。
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症状が悪化しているようですので、アリセプトに加えメマリーというお薬を追加して様子をみることにしましょう。
ケース49:
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徐々に認知症が進行してきます。どうにかならないですか。
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今の医療では進行を抑制することしかできません。最終的には認知症は進行します。
ケース50:
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ご飯を食べていないという。
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一緒に食べてあげましょう。
  • 患者さん、家族との会話では、「物忘れの発見」「物忘れの悪化」の訴えが多く、それに対して、医師は症状の説明や対処方法を説明している。
  • 患者さん、家族からの会話では薬剤に関する話題はあまり見られなかった。

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最終更新日:2017年12月13日

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