ニュース

　東京、2024年6月6日 – 日本の医薬品市場調査のリーディングカンパニーである株式会社社会情報サービスは、生成AI技術を活用して作成した最新の調査報告書を無料で公開いたします。本報告書は、一般社団法人正しい医療知識を広める会（https://tadashiiiryou.or.jp/）の協力で実施したウェアラブルデバイスに関するWeb座談会の結果を最新の生成AIがまとめた報告書であり、ウェアラブルデバイスの医療現場への導入に関する有益な情報となるとともに、現時点における生成AIの医薬品市場調査への活用の可能性をご確認いただけます。

調査手法
　今回の調査は、一般社団法人正しい知識を広める会が提供するインターネット座談会サービスを利用して実施されました。全国の200名以上の有料会員医師の中から選ばれた異なる診療科の3名の医師が参加し、チャット座談会形式で1週間にわたり活発な議論を行いました。
この方法により、日本においては活発な議論になりにくい座談会のデメリットを克服し、参加者同士の対話を通じて単独のインタビューでは引き出せない多様な意見が得られました。

分析手法
　収集された座談会のテキストデータは、OpenAI社のChatGPT（GPT-4o）を用いて分析・要約されました。生成AI技術により、医師たちの実践的な意見を効率的に統合し、報告書としてまとめ上げました。この技術の活用により、座談会での議論を包括的かつ深く掘り下げた内容を提供することが可能となりました。

調査の背景
　近年、スマートウォッチ（Apple Watch等）などのウェアラブルデバイスが急速に普及し、日常生活での活動量や生体情報をリアルタイムで取得・記録することが可能となっています。これらのデータを医療現場で活用する動きが進んでおり、特にIoT技術の進展により、ウェアラブルデバイスを用いたヘルスケアの革新が注目されています。日本政府もヘルスケアのデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しており、予防医学や個別化医療の実現が期待されています。

• 現状の活用状況：ウェアラブルデバイスは糖尿病管理や呼吸器疾患のモニタリングなどで期待されていますが、現場での使用はまだ限定的です。
• メリット：リアルタイムで健康データを取得することで、予防医療の推進や患者の生活の質向上が期待されます。また、遠隔医療の普及により、通院の負担が軽減されます。
• 課題：デバイスの精度や信頼性、データセキュリティの確保が重要な課題となっています。これらの課題を克服するためには、技術革新と規制の整備が必要です。
• 未来の展望：5年後には技術進歩によりデータの正確性が向上し、10年後には個別化医療が進展し、ウェアラブルデバイスが医療の標準ツールとして普及すると予想されます。

無料公開について
　株式会社社会情報サービスは、この調査報告書を当社ウェブサイトにて無料で公開しております。本報告書は、医療従事者のみならず、ヘルスケア業界の関係者や一般の皆様にも広くご利用いただける内容となっております。下記URLからダウンロードできますので、ぜひこの機会に、最新の調査結果を通じてウェアラブルデバイスの可能性と課題についてご理解いただき、今後の医療の発展に役立てていただければ幸いです。
Web: https://www.ssri.com/download/report/

■本件お問い合わせ先
株式会社社会情報サービス
インテグレイティドビジネスインテリジェンス（IBI）部
E-MAIL：ml_ibi_pjt@ssri.com