株式会社 社会情報サービス
プレスリリース
株式会社 社会情報サービス
中国における糖尿病診療実態調査(医師200人調査)を発表
糖尿病領域の開発薬の認知状況/期待度及び中国における各メーカーのMR訪問状況を発表
糖尿病診療医師による将来の患者数は10年後に1.4倍との増加見通し
開発中製品(中国未発売)の中ではGSKのGLP-1「Albiglutide」が認知率トップ
株式会社社会情報サービス(SSRI)及びその子会社SSRI CHINA(艾斯信息咨詢有限公司)は自主企画により「中国における糖尿病診療実態調査」を実施、中国の糖尿病治療に携わる医師の診断・治療の状況、薬剤の使用や満足度、将来の見通しまで全般についての調査結果をまとめた。
中国は急速な経済発展の中で、糖尿病患者は今や1億人を超え、世界の糖尿病患者の3人に1人は中国人であるとも言われ、将来、糖尿病用医薬品の巨大市場となる可能性を含んでいる。
今回の調査で得られた200人の医師(専門医/非専門医100人ずつ)による回答から、中国での糖尿病薬物治療はビグアナイド薬が治療スタートのスタンダードであり、満足度も経口剤の中で最も高いことが分かった。なお、すべての製品の中に、使用率トップはグルコファージであった。また、既にDPP-4などの新薬も使われており、新薬の浸透も進んでいる。
今後の患者数の動向について、自身が診療する患者も増えていくとしているが、中国全土での糖尿病患者については、平均1.4倍の増加を見通している。
糖尿病領域の開発薬の認知状況/期待度では、中国国内発売に向けて開発を行っている14社の14製品について、資料提示がない前提で、各開発中の新薬についての認知度を確認した。
それらの中ではGSKの「Albiglutide」が24%で最も高い認知率であった。イーライ・リリーの「Dulaglutide」、サノフィ・アベンティスの「Lixisenatide」及びノボ・ノルディスクファーマの「Semaglutide」これらGLP-1受容体作動薬についても20%前後の認知率であった。また、ブリストル・マイヤーズ スクイブとイーライ・リリー共同開発のDDP-4薬「Linagliptin」についても20%前後で認知率上位であった。
各開発中の新薬についての期待度及びその理由も確認した。その内、最も期待度の高い新薬はノボ・ノルディスクファーマの「Semaglutide」で、その理由として「MOAが良い・独特」など効果に関することや「治療の選択肢が増える」が多くあげられた。
中国における各メーカーのMR訪問状況についても質問を試みた。本調査では外資・中国内資計37社についての直近1か月でMRの訪問を受けたメーカー、また糖尿病に関する情報提供の状況についても質問し回答を得た。その結果、訪問と糖尿病の情報提供何れもグルコバイを導入しているバイエルで、他にノボ、リリー、サノフィ―などの糖尿病薬を有する欧米大手が上位に入った。日系企業では、訪問率でエーザイ、武田、大塚が20位以内に入った。
なお、本調査レポートは2型糖尿病患者の診療状況、薬物療法、既存薬物の評価と重視特性及び糖尿病市場の将来像について、専門、地域、病院レベル別に分析を行っている。
開発薬の認知状況
糖尿病メーカーの訪問状況・糖尿病に関する話題があったメーカー
「中国における糖尿病診療実態調査」の概要
対象疾患 | : | 2型糖尿病 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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調査対象 | : | 弊社提携フィールド会社パネル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対象条件 | : | 病院:三級病院,二級病院 医師:主任、副主任、DIC(3年以上) 診療科:内分泌/糖尿病科,普通内科、その他(心臓内科,腎内科,老年科,など) 患者数:専門医は「2型糖尿病」の患者が月に60人以上(内分泌/糖尿病科)、非専門医は30人以上 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
調査方法 | : | インターネット調査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
協力医師数 | : |
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実施期間 | : | 2013年12月27日~2014年2月15日 ※お正月(1月1日)、春節(1月31日~2月6日)を除く | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
調査項目 | : | 2型糖尿病患者の診療状況 2型糖尿病患者の薬物療法 薬物療法の評価と重視特性 開発中の糖尿病治療薬 糖尿病患者および市場の将来像 糖尿病メーカーの活動状況 新薬の採用・薬剤の使用について |
■本件お問い合わせ先
株式会社社会情報サービス | |
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担当 | 薛超(セツ コウ) |
TEL | +81 03-6709-9710 |
cxue@ssri.com |
SSRI-CHINA(艾斯信息咨詢有限公司) | |
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担当 | 張俊(チョウ シュン) |
TEL | +86 411-3966-9060 |
zhangjun@ssrichina.com |
■株式会社社会情報サービス | |
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設立 | 1982年4月 |
資本金 | 2700万円 |
代表者 | 代表取締役 牧田 孝 |
従業員数 | 110名 |
所在地 | 本社 東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル |
大阪支社 大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F | |
関連会社 | PDリサーチ株式会社、SSRI China Co., Ltd.(中国法人) |
URL | http://www.ssri.com/ |