プレスリリース

報道関係者各位
2019年03月15日
株式会社 社会情報サービス

PatientsMap 2018米国版

米国における薬物依存症患者数は推計356万人
約4人に1人の内科医が薬物依存症を診療
救急専門医の54%が薬物依存症を診療し、その内70%においては月10人以上診療

 株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社は、2019年2月にリリースのPatientsMap2018US(2018年米国版)の分析結果の第1弾として薬物依存症の患者数と診療科別治療率を発表した。

 PatientsMap2018USは米国に拠点を置くM3 Global Researchの会員医師の協力により、同社会員医師n=6,226人から406疾患の診療疾患の有無や診療患者数を調査した大規模データベース。PatientsMapは日本、中国、イギリスでも実施している

 PatientsMapでは様々な専門医より、ここ一か月の疾患診療状況(400+疾患)、MR訪問状況、新薬ニーズ等について調査している。

 米国での現在の薬物依存患者数は推計356万人を超え、多くの一般内科や救急専門医も治療に携わる。
 PatientsMap 2018米国版で得られた直近一か月の患者数から推計し薬物依存患者数を算出したところ356万人を超える結果となった。

 薬物依存を治療している主要専門医は精神科であり、PatientsMap 2018米国版によると約73%の精神科医が薬物依存症患者を診ている。
 また、25%の一般内科医、即ち4人に1人の一般内科医が薬物依存症患者を診ているという結果であった。これは日本の内科医では3%であることに比べても、米国一般内科の環境を表すものとして特記すべき結果であると言える。

 更に救急専門医においては薬物依存症を診療している割合が55%という結果であった。
特にこれら薬物依存症を診ている救急専門医の内、70%が月に10人以上を診ているという結果であった。

 米国では薬物の過剰摂取が深刻な問題となっており、毎年7万以上の死者を出している、と昨年10月の上院財政委員会でアザール厚生長官が注意喚起を行った。

 社会情報サービスでは、今後PatientsMap米国版のデータによる分析を日本や米国の製薬企業向けに提供していく予定である。


「PatientsMap 2018 米国版」の概要

 本調査は、M3 Global Researchの会員医師パネルのうち、診療科ごとに無作為にサンプリングし実施。

対象疾患 406疾患
調査対象 M3 Global Research会員医師
対象条件 病院及び診療所医師の全科
調査方法 インターネット調査
協力医師数 6,226人
実施期間 2018年9月28日~2018年11月16日実施
調査項目診療疾患
診療患者数
薬剤処方患者数
新薬の登場を望む疾患
MR訪問状況

なお、本サービスにつきましては、日本国内では、株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社が共同で提供いたします。

■本件お問い合わせ先

株式会社社会情報サービス
担当 傳農、茅野、木原
TEL 03-6709-9710
e-mail傳農:hdennoh@ssri.com
茅野:rkayano@ssri.com
木原:jkihara@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2,700万円
代表者 代表取締役 牧田 孝
従業員数 137名
所在地 本社
〒162-0067
東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル 2F、3F
大阪支社
〒541-0046
大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社、SSRI China Co., Ltd.(中国法人)
URL https://www.ssri.com/
■エムスリー株式会社
設立 2000年9月
資本金 36億7,232万円
代表者 代表取締役 谷村 格
連結従業員数 5,165名(2018年3月末現在)
所在地 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階
URL https://corporate.m3.com/
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