プレスリリース

報道関係者各位
2022年11月11日
株式会社 社会情報サービス

PatientsMap 2022年度日本版を販売開始
新薬ニーズは診療医師が少ない希少疾患や、難治性のがんなど上位を占める
開業医(99床以下施設)では眼科系疾患が多い

 株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社は、2022年9月30日にPatientsMap2022年日本版の販売を開始した。
 PatientsMapは毎年2万人以上の医師の協力により、400疾患以上の診療疾患の有無や診療患者数、薬剤投与患者数、新薬の医師のニーズなどを調査した大規模データベースである。

 新薬ニーズについて病床規模別の分析を行った
 医師の新薬ニーズを、それぞれの疾患を診療している医師をもとに、要望率の高い10疾患を100床以上の施設、99床以下の施設の病床別でみた。
(表1)は100床以上の施設における新薬ニーズの高い疾患である。「リンパ管腫症」「巨大リンパ管奇形」また「平滑筋肉腫」など診療医師が1%に満たない非常に少数の希少疾患が上位に上がる他、「胆道がん」「膵臓がん」などの予後が悪いとされるがんが上位となっている。
(表2)は99床以下の施設でも同様の方法で見ている。100床以上と同様に希少疾患が上位を占めるが、がんは上位10疾患には入っていなかった。この上位10疾患中4疾患が眼科系疾患であった。
 この様に病院施設の病床規模において、新薬ニーズの違いあることが分かった。

(表1)新薬ニーズの高い疾患 100床以上の施設 回答数14813
疾患診療率要望率
リンパ管腫症/ゴーハム病0.1%73%
巨大リンパ管奇形0.1%64%
非特異性多発性小腸潰瘍症0.0%64%
平滑筋肉腫0.6%63%
優性栄養障害型表皮水疱症0.0%60%
治療抵抗性統合失調症3.4%59%
胆道がん3.3%58%
封入体筋炎0.7%57%
網膜色素変性症0.4%55%
膵臓がん5.6%55%
(表2)新薬ニーズの高い疾患 99床以下の施設 回答数5406
疾患診療率要望率
網膜色素変性症1.9%82%
劣性栄養障害型表皮水疱症0.1%67%
糖尿病性黄斑浮腫6.1%64%
ドラベ症候群0.3%53%
網膜中心静脈閉塞症(CRVO)4.1%52%
滲出型加齢黄斑変性5.9%52%
ギャンブル依存症0.9%50%
ムコ多糖症Ⅰ型0.0%50%
ポンぺ病0.1%50%
遺伝性自己炎症疾患0.1%50%


「PatientsMap2022年日本版 (2022JP)」の概要

対象疾患 437疾患
調査対象 エムスリー会員医師
調査方法 インターネット調査
分析対象数 20,219人
実施期間 2022年5月10日~2022年9月5日実施
調査項目 診療疾患
診療患者数
薬剤処方患者数
新薬の登場を望む疾患
新薬の登場を望む理由(自由回答 1人5疾患まで)
MRの訪問を受けたメーカー
MRのリモート面談を受けたメーカー
インターネットによる情報提供の有無
信頼できるメーカー

■本件お問い合わせ先

株式会社社会情報サービス
e-mailpatientsmap@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2,700万円
代表者 代表取締役 牧田 孝
従業員数 137名
所在地 本社
〒162-0067
東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル 2F、3F
大阪支社
〒541-0046
大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社
MDB株式会社
SSRI China Co., Ltd.(海外子会社)
SSRI Asia Pacific Co., Ltd.(海外子会社)
HIMA Research(海外関連会社)
URL https://www.ssri.com/
■エムスリー株式会社
設立 2000年9月
資本金 291億29百万円(2022年3月31日現在)
代表者 代表取締役 谷村 格
連結従業員数 9,384名(2022年3月31日現在)
所在地 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階
URL https://corporate.m3.com/
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