医師が接するすべてのメディア接触の状況
DTCへの評価、インターネットでのアクセス状況も把握
4月から医薬品公取協による、MRによる医師への接待にかかわる自主規制強化が始まり製薬企業のプロモーションのあり方が大きく変わる時代にある。今後、各種媒体による情報提供を総合的にとらえる必要性が高くなっていくとみられる。
2003年の初回実施以来7回目となる「医師のメディアに対する意識調査」(S-DMR)2011が昨年12月に実施され結果がまとまった。S-DMRは医師を取り巻くすべての情報入手経路について、その接触状況を把握している。今回から新たにスマートフォンやi-Padなどの新しい情報端末の項目を追加した最新の結果としてシンジケート調査データとしてリリースされた。
<サマリー>
- 医師はテレビをどのくらい観ている?
- 医師が読んでいる新聞は?
- 医師が読んでいる雑誌は?
- 学会、講演会、医局説明会。医師の参加トレンドは?
- インターネットとモバイルの利用は?
- 製薬メーカーMRの活動と評価は?
- 医師もDTC広告をちゃんとみている? まとめ
S-DMR 2011年 調査概要
1. 調査名 | : | SSRI Doctors Media Research(S-DMR(R)2011) |
2. 目的 | : | 臨床医のメディア接触の状況を定量的に調査し、意思を意識したメディア戦略策定の一助となることを目的とする。 |
3. 調査方法 | : | 郵送調査法 |
4. 調査地域 | : | 首都圏および関西地区 |
5. 調査対象及び実施数 | : | 病院勤務医/開業医 合計 1,568名 |
病院医師 | : | 一般内科・循環器内科/循環器科・消化器内科/消化器科・呼吸器内科/呼吸器科・内分泌科/糖尿病科・心療内科/精神神経科・神経内科・整形外科・外科・皮膚科/アレルギー科・婦人科/産婦人科・小児科・泌尿器科・耳鼻科/耳鼻咽喉科・眼科 |
開業・診療所医師 | : | 一般内科・心療内科/精神神経科・神経内科・整形外科・皮膚科/アレルギー科・婦人科/産婦人科・小児科・泌尿器科・耳鼻科/耳鼻咽喉科・眼科 |
※各科50名前後(開業・診療所医師のみ一般内科100名強) | ||
6. 調査期間 | : | 平成23年12月12日(月)~平成24年1月10日(火) |
S-DMR2011 CONTENTS
- テレビ視聴状況
- テレビ視聴時間帯
- よく観るTV局【10局】
- よく観るTV番組【平日・土日 285番組(民放)】
- ラジオ聴取状況(FM/AM)
- 最近1ヶ月間のラジオ聴取
- ラジオ聴取時間帯
- よく聴くラジオ局【関東関西 19局】
- 時間帯別よく聴くラジオ局【関東関西 19局】
- 新聞閲読状況
- 新聞閲読状況【朝刊22紙】【夕刊11紙】
- 雑誌(一般紙+専門誌)閲読状況【30誌】
- 普段読んでいる専門誌【181誌】
- インターネット利用状況
- インターネット利用媒体(携帯電話・スマートフォン・i-Pad)
- インターネット利用場所
- インターネット利用時間帯・利用時間
- サイト閲覧状況【28サイト】
- 疾患啓蒙広告について
- 医療医薬品を対象にした疾患啓発広告の認知
- 見たことのある疾患啓発広告
- 医療用医薬品を患者へ直接広告することについて
- 疾患啓蒙広告を好ましく思う理由
- 疾患啓蒙広告が好ましくない理由
- 最近テレビや新聞で見た疾患啓発広告【6品目】
- 啓発広告を期待する分野・疾患【32疾患分野】
- 各疾患別にみた、疾患啓発広告を期待する理由(上位3疾患)
- メーカーとMRのイメージ
- 最近1ヶ月のMR訪問率【48社】
- MR訪問頻度(訪問があった医師ベース)
- MR好感度(訪問があった医師ベース)
- 企業好感度(MR訪問を問わず全体ベース)
- 企業のイメージ
- 企業の強み
- 学会、セミナーなどへの参加状況
- 最近1年間の学会やセミナー出席回数
- 印象に残っているセミナー
- 最近採用した新規薬剤
- 最近半年間に新規採用した薬剤
- 新規薬剤の認知経路
- 新規薬剤を使い始めるきっかけとなった情報入手先
- 一般向けメディアでの医療情報収集状況
- 一般向けメディアでの医療関連情報接触度
- 一般向けメディアにて医療関連情報で関心を持ち見聞きする内容
- 一般向けメディア記事の活用状況
- ジェネリック・エスタブリッシュ医薬品に関して
- 「変更不可」の明示状況
- 患者さんからのジェネリックに関しる問合せ状況
- エスタブリッシュ医薬品の認知状況
- エスタブリッシュ医薬品の持つイメージ