医師のメディア調査『S-DMR2011』サマリー

製薬メーカーMRの活動と評価は?

■「アステラス」「第一三共」が訪問率トップ、好感度では「アステラス」「第一三共」に「MDS」も加わりトップ■

 医師を取り巻くすべてのメディアを見渡すに当たり、最後にもっとも重要な媒体として挙げるべきはやはりメーカーMRであろう。どのような媒体もインターネットの一部のサイトは別にしても、直接人間が医師に接し言葉で伝え、医師の反応や意向も受け止めて企業にフィードバックされるという他のメディアにはできない機能を持っているということになる。したがって、その活動量や内容および評価は、製薬企業にとって売り上げに大きく影響するものとして、企業活動に関する情報はIMSをはじめ調査会社各社が提供するデータにより把握されている。

 MRの訪問率では、「アステラス製薬」と「第一三共」がほぼ同率でトップ。以下「武田薬品」「MSD」「グラクソ・スミスクライン」「エーザイ」が続いている。時系列にみると、「武田薬品」「エーザイ」が上昇傾向を示し、「MSD」「協和発酵キリン」も、前回結果と比較すると上昇している。その反面、「ファイザー/ワイス」は、訪問率を大きく下げている。

 訪問のあった企業のMR好感度(平均点)は、「アステラス製薬」「第一三共」「MSD」がほぼ同スコアでトップ。以下の「協和発酵キリン」「田辺三菱製薬」「武田薬品」「小野薬品」「中外製薬」「ファーザー/ワイス」「エーザイ」「大日本住友製薬」もトップと僅差のほぼ同スコアで、上位企業は高水準で横並びと言える。

 以上を読まれて気づかれたと思うが、上位企業はいずれもいわゆるMRを何千人もかかえる総合メーカーである。しかし、医師の診療科およびHP/GP別にみていくとスペシャルティーメーカーが上位に位置することを一言添えておきたい。例えば、「抗がん剤に強い」というメーカーでは「大鵬薬品」「中外製薬」「ブリストル」、「アレルギーに強み」というメーカーでは、「サノフィ」「協和発酵キリン」「GSK」といったメーカーが上位を占めている。

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