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2024年10月25日
株式会社 社会情報サービス

医師アンケート調査データベース「PatientsMap」セミナー報告

2024年10月18日に、PatientsMap2024JP発売記念セミナーを開催しました

社会情報サービス(以下、SSRI)とエムスリー(以下、M3)が共同で制作・販売をおこなっている「PatientsMapシリーズ」の2024年JP版の発売を記念して、2024年10月18日に、発売記念セミナーを開催いたしました。

当日は、SSRI及びM3スタッフによる「製品概要」「データ分析例」等の紹介に加え、元中外製薬・武田薬品で現在SSRIシニアアドバイザーである大澤一範氏から、「今の時代にマーケティングができることを深掘りする~3つのポイントに深くかかわって会社の事業に貢献~」というタイトルで、医薬品業界におけるマーケティングの役割についての特別講演が行われました。

今の時代にマーケティングができることを深掘りする~3つのポイントに深くかかわって会社の事業に貢献~
大澤氏の講演では、「ドラッグラグ・ロス」「新薬開発の高い難易度」「(医師の働き方改革などによる)プロモーション環境の変化」など、現在の医薬品業界の環境について問題提起された上で、そのような環境の中で“マーケティングに何ができるのか?”という観点で3つのポイントについて説明がありました。

自社パイプラインの価値最大化のためにできること
開発早期の段階で、「アドバイザリーボード」「フォーカスグループ」「デルファイ法」などを用いて、製品プロファイルを策定し、そのプロファイルでの市場性を探索することが重要である。(TPPの深堀り)
また、当該市場におけるペイシェント・ジャーニーを考察し、各段階での脅威と機会をPEST分析から抽出し、改善の機会を探索することも重要である。(市場機会の深堀り)
適切な開発意思決定のためにできること
Post-PoCの段階では、迅速な意思決定が必要である。
そのためには、事前に「デルファイ法」などを用いての市場予測や「コンジョイント分析」を用いての製品シェア予測を行う必要がある。コンジョイント分析を用いれば、製品プロファイルが変わった場合でも、シェアのシミュレーションが可能である。
激変する医薬品プロモーションのためにできること
Launch段階では、戦略・戦術の精緻化が必要である。
そのためには、因果関係を明確にしたペイシェント・ジャーニーとペルソナを策定し、根拠が明確な戦略・戦術の策定を行い、設定したKPIを評価できる調査設計を行い、状況によって速やかに修正できる運営を行なうというアジャイル開発を推進することが望ましい。

■本件お問い合わせ先

ご不明点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

株式会社社会情報サービス
e-mailpatientsmap@ssri.com

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