ニュース

2024年11月20日
株式会社 社会情報サービス

日本人成人人口におけるうつ・不安症状の実態
若年層(18歳～34歳)では中等～重症のうつリスク群が22％、そのうち85％が未診断
国民健康意識・疫学調査「NHWS」2019年~2022年の日本版データによる
分析結果発表

　株式会社社会情報サービス（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：牧田孝）は提携する米国のOracle Life Sciences（本社：米国）が企画・製作するNHWS (National Health and Wellness Survey)の 2019年から2022年の日本版で回収されたPHQ-9、GAD-7の結果から、うつ・不安症状における重症度の推移結果を発表しました。

https://www.ssri.com/content/download/?file=2961260856_Oracle_Life_Sciences_NHWS-JP_Depression_GAD-Infographic_Oct_2024.pdf

　2019年から2022年のPHQ-9のスコア結果を18歳～34歳、35歳～64歳、65歳以上、の3つの年齢層に分け分析をしたところ、すべての年齢層においてPHQ-9の集計結果で中等症から重症とされる割合が微増しており、そのうち約8～9割の回答者においてうつ病の診断のない「未診断」の状態でした。
　特に若年層(18歳～34歳)では中等～重症のうつリスク群が22％と他の年齢層に比べ高く、そのうち85％が未診断という結果でした（2022年）。
　またPHQ-9の各質問への回答傾向から、若年層と中年層の中等症から重症と分類された回答者の約8～9割に希死念慮が見られました。

　不安症状を評価するGAD-7の2019年から2022年の結果でも同様に、中等症から重症の不安症状を持つ人口の割合に微増傾向と、そのうちの９割強が未診断という傾向でした。

　この結果からパンデミックの３年間は、うつ病や不安症が疑われる潜在患者数の増加をもたらしたと推察されます。

＜NHWSの概要＞

対象疾患・症状： 200以上
調査対象 ： 12ヵ国（US, EU Big 5, Japan, China, Russia, Brazil, Taiwan and South Korea）の一般生活者
サンプル数 ： US 75,000, EU 62,000, Japan 30,000, China 20,000, Russia 10,000 Brazil 10,000, Taiwan 20,000, South Korea 20,000
調査方法 ： インターネット調査
NHWS活用例はこちらをご覧ください：https://www.ssri.com/service/heor/utility/#pr1

■本件お問い合わせ先

株式会社社会情報サービス
担当 傳農、酒井、牧田（弘）
TEL 03-6709-9710
e-mailnhws@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2,700万円
代表者 代表取締役　牧田 孝
従業員数 137名
所在地 本社
〒162-0067
東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル 2F、3F
大阪支社
〒541-0046
大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社
MDB株式会社
SSRI China Co., Ltd.（海外子会社）
SSRI Asia Pacific Co., Ltd.（海外子会社）
HIMA Research（海外関連会社）
URL https://www.ssri.com/
■Cerner EnvizaSM（Oracle Corporation group）
Global Office2800 Rock Creek Pkwy　North Kansas City, MO 64117　United States
Company DetailCerner EnvizaSM（Oracle Corporation group） aims to accelerate the discovery, development and delivery of extraordinary insights and therapies to improve everyday health for all people globally. By combining decades of innovation, life sciences knowledge and collaborative research, Cerner Enviza provides data-driven solutions and expertise that helps bring remarkable clarity to healthcare’s most important decisions.
URLhttps://www.oracle.com/jp/life-sciences/
scroll top