プレスリリース

報道関係者各位
2014年03月07日
株式会社 社会情報サービス

SGLT2 イプラグリフロジン(アステラス、MSD)がSOVで優位

SGLT2阻害薬の市場規模は発売5年後に600億円以上
全体のSOV(シェアオブボイス)ではイプラグリフロジン(アステラス、MSD)が優位
患者数が多い医師では各社拮抗

 株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社は、PatientsMap2013と簡易売上予測モデルであるPatientsMap Quick+とを用いその予想市場規模と競合状況を分析した

 昨年発表した予測では、SGLT2阻害薬全体の市場として、主要診療科で発売5年後約600億円の市場規模が見込まれるとした。
 現在この市場に参入を計画しているのは、6成分で合計十数社が関わっており、厳しい競争が予想されていることから、プロモーションの相乗効果としてさらなる拡大もありうるとした。
 そこでPatientsMap2013データを用い、成分別に関連メーカーの宣伝回数を合算しSOV(シェアオブボイス)をみた。分析は病院・開業医別に2型糖尿病患者数の区分で行った。
 イプラグリフロジン(アステラス製薬、MSD)のSOVがどの患者数区分においても20%を超えており、優位であることが分かった。診療している糖尿病患者数別にSOVを比較してみると、100人以上の患者数を持つ医師においては、各社のSOVの違いが少なくなっており、高処方医のターゲット層では、各社の激しい競争が拮抗することを予想させるものであった。
 先行するイプラグリフロジンが優位であるが、どの成分も体制を整え参入すると厳しい競合になる事は間違いないと考えらえる。

注)寿製薬は未調査

「PatientsMap 2013」の概要

本調査は、エムスリー株式会社が運営する医療従事者向けポータルサイト「m3.com」の会員医師24万人のパネルのうち、診療科ごとに無作為にサンプリングし実施。

対象疾患 一般疾患 400疾患 ワクチン対象疾患 22疾患 合計422疾患
調査対象 エムスリー会員医師
対象条件 病院及び診療所医師の全科
調査方法 インターネット調査
協力医師数 20,595人
実施期間 2013年6月下旬~9月上旬実施
調査項目 診療患者数
診療疾患
診療患者数
治療方針非決定疾患
新薬の登場を望む疾患
MR訪問状況
MR訪問頻度

なお、本サービスにつきましては、株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社が共同で提供いたします。

■本件お問い合わせ先

株式会社社会情報サービス
担当 茅野(大阪)、浅井(東京)
TEL 大阪 06-6228-0632
東京 03-6709-9710
e-mail patientsmap@ssri.com
■株式会社社会情報サービス
設立 1982年4月
資本金 2700万円
代表者 代表取締役 牧田 孝
従業員数 110名
所在地 本社 東京都新宿区富久町10-5 NMF新宿EASTビル
大阪支社 大阪府大阪市中央区平野町4-6-3 大明ビル4F
関連会社 PDリサーチ株式会社、SSRI China Co., Ltd.(中国法人)
URL http://www.ssri.com/
■エムスリー株式会社
設立 2000年9月
資本金 13億2,691万円
代表者 代表取締役 谷村格
従業員数 130名
所在地 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階
関連会社
  • M3 USA Corporation (アメリカ合衆国)
  • M3 Global Research (英国)
  • Doctors.net.uk Limited (英国)
  • Medi C&C Co.,Ltd. (韓国)
  • アイチケット株式会社(日本)
  • メビックス株式会社(日本)
  • クリニカルポーター株式会社(日本)
  • エムスリーキャリア株式会社(日本)
  • リノ・メディカル株式会社(日本)
  • 株式会社エムプラス(日本)
  • 株式会社メディカル・パイロット(日本)
  • 株式会社フジ・シー・アール・エス(日本)
  • 株式会社MICメディカル(日本)
  • 株式会社シィ・エム・エス(日本)
URL https://corporate.m3.com/
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