プレスリリース

　株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社は、2018年6月にリリースのPatientsMap2018CN（2018年中国版）の分析結果の第2弾として診療科別メーカーMRカバー率ランキングを発表した。
　PatientsMap2018CNはエムスリー中国子会社の医脈通社の医療従事者向けポータルサイト「medlive.cn」会員医師の協力により、n=10,285人,357疾患の診療疾患の有無や診療患者数を調査した大規模データベース。PatientsMapは日本、アメリカ、イギリスでも実施している
　PatientsMapでは、疾患診療状況以外にMRのここ一か月での訪問状況ついて調査している。
昨年のメーカーランキングにつづき、この度診療科別のメーカーのMR訪問上位メーカーを発表した。

　前回2018年7月に発表した第1弾分析での69社のMR訪問ランキングは、1位ファイザー、2位アストラゼネカ、3位バイエルの順、上位7位まで外資大手が占めており、日系企業はエーザイが21位、武田27位、第一三共30位、大塚32位という順であった。

　対象全３２診療科より10診療科についてのランキングトップ５を見ると、AZ、ファイザー、バイエルなどグローバルメジャー企業が上位を占めているなかCTTQなど一部中国企業も上位に入っている。
日系企業は、参天が眼科で62.8％の医師が訪問を受けたとしトップであったほか、アステラスが泌尿器で4位、神経内科でエーザイが5位に入った。（表１）
　6位以下では、精神科で大塚が7位、大日本住友が9位、呼吸器で第一三共が9位、泌尿器で武田が11位など、日系企業が中国市場に浸透している状況がうかがえる結果であった。
　社会情報サービスでは、今後中国の32診療科すべてのMRカバー状況を欧米日企業向けに分析データの提供を行っていく予定。

「PatientsMap　2018　中国版」の概要

　本調査は、エムスリー株式会社の中国法人が運営する医療従事者向けポータルサイト「medlive.cn」(医脈通)の会員医師213万人以上のパネルのうち、診療科ごとに無作為にサンプリングし実施。

なお、本サービスにつきましては、日本国内では、株式会社社会情報サービスとエムスリー株式会社が共同で提供いたします。

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